お月見と娘誕生日

今日はお月見の日。
11月は稲刈りシーズン。
お月見の日は、今年一年の収穫の恵みに感謝し、オンボッ(未熟な米から作るライスフレーク)を作って神様に献上するという日です。

お母さん、アンコールワットの敷地内にある、普段から慕っているお坊さんがいるお寺にお供を持っていきたいと、こーさんにバイクで乗せていってくれないか、と。

折しも今日は長女きうの誕生日。
じゃあみんなでアンコールワットへ行こう!

とバイク5人乗りしてアンコールワットまで行くことにしました。

しかし、アンコールワットはカンボジア人は無料で入れるが、私日本人は遺跡入場券がかかるのです。娘たちはハーフなのでKビザというのをもらっていて、カンボジア入国も有料ビザは不要だし遺跡入場もフリー。
私だけのためにわざわざチケット売り場までいき高いチケットを買ってまた戻るという、なんだかおおがかりなお参りになりました。

アンコールワット内のローカルなお寺は遺跡敷地内の隅っこにありますが、お寺のなかは、お供えを持ってお参りにきた人で、今日はいっぱい。


お坊さんがマイクでお経をとなえ、たくさんの人がお坊さんに挨拶に来ます。お供えの食事もなんと豪華。
たくさんのお坊さんたちのお昼ご飯になります。


お坊さんにご挨拶を済ませ、ご先祖様にお参りしたら、次はアンコールワットへ!

お母さんは本当に久しぶりだそう。息子と孫と観光気分で嬉しそう。



こーさんは昔遺跡ガイドを目指していたこともあり、その勉強時代を思い出していろいろ解説してくれました。子どもたちは格好の遊び場と、遺跡内を走り回ってます。





アンコールワットの回廊にくると、お母さんが小さい頃は正月になるとここで人々が集まり踊ったりした、それは賑やかだったよ、と教えてくれました。
それはまだクメール・ルージュの前の平和な時代のこと…

ココナッツジュースや、焼き魚をお母さんが屋台でごちそうしてくれました。
遺跡内にはコートノー村の人がたくさん働いていて、食べ物を売ったりしていて、コートノー村の人には、アンコールワットやバイヨン遺跡がごく身近な場所だと感じさせられる。

バイヨン、ピミアナカス、王宮など遺跡を回ったあと、



像のテラスまでいくと、
今まで見たことがないくらいの人、人、人、そしてこんなに集結してるのを初めて見るくらいのたくさんのお坊さん。



今日はお月見の日なので、儀式が今から執り行われるそう。
お母さん、きうはすごい日に生まれたねえと、しみじみ。
儀式を垣間見て、カンボジア人の文化に触れつつ、アイスを買ってあとにしました。

きうちゃんにはご所望のハンバーグをつくり、ささやかなお祝いをしました。