魂を戻す儀式

 こーさんのお母さんは8人兄弟がいて、村にはお母さん含め6人の兄弟が住んでいます。両隣や道路挟んで斜め向かいなど、みんなごく近所に住んでいて、
入れ替わり立ち替わり、私たちのうちに寄ってはなにかと手伝ってくれる
やさしいおじさん、おばさんたち。

さて今日は、近所にあるこーさんのお母さんの妹の家へふらりと寄ってみました
おばさん具合がよくないらしく、アチャーと呼ばれる、村に住む伝統療法士のおじいさんを呼んで、ある儀式をしていました。アチャーとは以前お坊さんであったけども還俗して村の儀式や祭事を祀る役目をしています。

具合がよくなかったり、物事が思うようにすすまなかったり、生活に不和を感じたら、
それは自分の魂が肉体を離れて浮遊してしまっているのかもしれない。
肉体と魂がバラバラになっているせいでいろんな不具合が起きているのかもしれない。

そんなふうに昔から言われています。
娘息子たち、孫、隣の親戚などが見守るなか儀式は行われ、私たちも同席させてもらいました。
             
              
おばさん、詳細は聞かなかったけど少しほっとした表情。
最後はそこにいたみんな、



右腕に、アチャーに魂を体に結んでおくお守りの紐を結んでもらいました。

こういう村に伝わる儀式をみることが私は昔からとにかく大好きです。