メゾンドコートノーへの道

久しぶりのblogになってしまいました。
今年の1月に作ったメゾンドコートノーの門、取り外されている写真。
なぜなら、メゾンの前の道を拡張するからです。

コートノー村には、村を、縦断する道が一本、まっすぐに走っています。
車やバイクが行き来し、その道を通らないと街にはいけません。
赤い土の道。車が通ると赤い砂ぼこりが飛び、道の脇に生えているバナナの木は赤茶になる道。
高床式住居と高い椰子の木が立ちならび、子供たちが自転車で、歩いて通る道。
牛が朝夕の放牧の行き帰りに、ゆっくりと歩く道。
夜になると、外灯はなくて、静かで、どこを曲がるか、どのうちか、地元のひとしかわからないような、本当になにもない村なんです。

その村の前の道が大きく広がるのは、電線が入ったときからいずれはとわかっていたことですが、そのうち、そのうち、道も舗装された道路になるのだろうな。

コートノー村は、ZONE1といい、アンコール遺跡群を囲む地域なので、建物の新築、改装や増築さえも取り締まりが厳しく、遺跡を守るために大きな発展はしない地域です。
けれども、だんだんと変わっていくこの村のよいところは、なるべく変わらないでほしいと願っています。