ソムロー・ムチュー・クティヒ

村にいるときの朝晩はだいたい自炊。

村にはレストランはないし、一番は私が村の素材でご飯を作ることが好きだから。

一番作るのは
ソムロー・ムチュー・クティヒ。

ココナッツサワースープです。

レモングラスやこぶみかんの葉などを木の臼でつぶして、ハーブペーストを作り、

それをココナッツミルクでのばして、近くの池西バライでとれたナマズと、ナスや空芯菜を入れた具沢山スープ。最後にタマリンドで酸味をつけるのがみんなのお好みです。

ココナッツは村でとれたココナッツを削り、しぼってミルクをとります。
ココナッツをなたで割って、ベリベリと回りの皮をはぐのが、どうやっても私にはまだできず、お母さんかこーさんにやってもらいます。

でもココナッツをガリガリ削るのもなかなか時間がかかる。

ハーブも庭のハーブをとってきて、トントンとつぶします。
いろんな行程がありなかなか手間隙かかるスープですが、これがまたほんとにおいしいんですよ。


おいしいポイントは、やはりプラホックで味をつけること。プラホックは魚の発酵したペーストで、村のお母さんたちはナンプラーは使わずだいたいプラホックを使います。確かにおいしい気がします。

村では、こうやって料理に手間隙かけられることが幸せだし、回りに素材があることが幸せ、そして作った料理を家族で囲んで食べることが幸せです。