ベーコン

村で家族で食べる朝ごはんは、ノンバンチョックか、昨日の余ったご飯を卵と炒めてチャーハン、が定番だけど、せっかく時間があるからと特別にはりきってつくるのは米粉のパンケーキ。

米粉は、米を挽いて手作り…といいたいところですが、お手軽に店で買ってきたもの。
どういうわけか、カンボジアの一般的に売っている米粉は微細粒で、とても製菓向き。
米粉の蒸しパンやワッフルやパンケーキ、日本でつくるよりもうまくできたりします。

卵は近くでとれたアヒルの卵に、やし砂糖、ココナッツミルクはココナッツを削って絞って…。と結局ココナッツミルクに手間はかかりますが、村ではおいしいものをつくるには手間がかかるのだ。

パンケーキは、いつもわりとつくるのですが、ずっとやりたかったことは、ベーコン作り。

村で絞めた新鮮な豚を少しわけてもらい、塩水につけてクーラーボックスに入れて冷蔵キープして数日。本来ベーコンは寒い地域でつくるものだから、暑いカンボジアで冷蔵庫もないなかで冷蔵キープするのは氷代が毎日かかります…。
そして日本から持ってきたチップをつかって、大きな中華鍋で薫製にしました。

できたベーコンはベーコンエッグに。


そしてこーさんが丁寧に淹れてくれたコーヒー。

パンケーキと自家製ベーコンエッグとコーヒー。


村で一番のご馳走!のような気がして朝から嬉しくなってしまいました。

できたベーコンは最高。
きうちゃんも厚切りをむしゃむしゃ食べました。

日本では簡単なこと。でもここではちょっと一手間。その一手間で、村では贅沢な時間になる。