村の儀式

村に滞在している間、チャンスがあれば村の儀式に参加してみるとよいと思います。
私は村の昔ながらの伝統行事に触れるのは大好きです。
主観ですが、村の風習というのは、仏教だけでなく、昔からその土地に受け継がれていること、
そしてネアッター(簡単にいえば土地の神様)にまつわる言い伝えやおまじないなどすべていりまじっていて、目にみえないものも大切にされているのです。
理解は少し難しいけど、そういった伝統行事を人々が大切にしていて、お年寄りを尊敬して行われています。

音楽がきこえてきたら、なにか儀式が行われているのかもしれません。
外国人でも、招待されてなくても参加はできます。
村の人々と同じように、お気持ちのお金を払い敬意をもって参加すれば、誰でも基本的にうけいれてくれます。
よくあるのは、
チャン という、お年寄りの方が、来生にむかうとき、魂が迷うことがないようお祈りする儀式。家族がもうすぐ旅立つお年寄りのことを思い、お金をだしあって行われます。
お年寄りがたくさん集まり、不思議な飾り(もちろん意味がある)つけがされ、お坊さんを呼んでお経をよんでもらいます。参列したひとはお粥がふるまわれます。豚肉と味の素のだし旨味たっぷりでやみつきになりそうなお粥は食べ放題(笑)

もっと盛り上がるのは、
結婚式とお葬式。

結婚式はもちろんのこと、お葬式はまた大きなお祭りです。




一度土葬したご遺体を、火葬します。
長い長い儀式で三日間。三日間の間色々行われ、お粥やノンバンチョックなど、色々なお料理が作り続けられています。






火葬の時は大フィナーレ。ごうごう燃えるまわりを人々が蝋燭を回しながら祈り続けます。

荘厳な雰囲気のなかでとり行われていると思いきや、となりの敷地には遊園地が運びこまれ、子供たちはテキヤのようなおじさんに小銭を払い、遊具にのって楽しみ、出店もたくさん。ポーカーでお金をかけて楽しむ男たち。


若者は少しおしゃれして遊んでおり、日本の昔なつかしお祭りとそっくり。

村の人と少し近くなれた感じがします。