村の朝



村は本当によく眠れる。

私は布団になれた日本人なので、薄目のマットをしいて蚊帳をはってもらい、
その中に四人入って寝ています。
昔はカンボジア人になりたいくらいカンボジアが好きで、
ござに寝るのもカンボジア人と同じくやってみたものの、
軟弱な私には背中が痛くて無理。
自分がいかに楽に過ごせるか、カスタマイズして村生活することが私には大事なこと。

だってたくましい村育ちなカンボジア人にはなれないもの…

それはともかくも、村は本当によく眠れるのです。
街はなんだか空気があわないのか眠りが浅いのだけど、村で起きる朝の爽快感は素晴らしい。
ニワトリのけたたましい声で起きるとしても。

となりにはスヤスヤ眠る娘たち。
張り切って起きるこーさん。

ベッドから降り、つっかけをはいて、そドアを開けたときにみえる、静かな、かわらぬメゾンの入り口と、門からみえる牛をつれて歩いたり自転車で行き来する人々をながめるのが好き。